第四話 お使い
エーセルワイン「レクシー、錬金術師ギルド行って来てくれるかい」
「えぇ、解りました」
「草糸300、綿糸200・・・・、頼んだよ」
「はい♡(よろこんで)」
入口の案内係「おや、レクシーお使いかい?」
「はい、錬金ギルドまで♡」
「なんで、楽しそうなんだ」
「え、まさかぁ、そんな事ないですよ」
「あ、解ったっ」
「なんですか?」
「ふふっ」
錬金術師ギルドは性質上、政庁省を抜けた奥にある為
銀冑団というナナモ陛下の近衛兵が警備に就いている。
銀冑団の若者「よ~うっ、レクシー。またお使いだな」
「はい~、もう人使い荒くてw」
「ははっ、どこも同じだな」
「お、そうだ。今夜、時間あるか?」
「えっ、あ、あるよ」
「18時にクイックサンドで待っててくれないか」
「私も色々と忙しいんだよね」
「今、あるって」
気安くデートに誘う若者。
照れるレクシー。
「じゃぁいいよ、解った」
「ほんとか?」
「うん、特別っ」
「おっけ、じゃぁ、仕事がんばれよ」
「うん♡」
楽しそうに手を振るレクシー。
錬金術師ギルド
「裁縫ギルドですけど」
エスメネット「はいはい、ご注文の品ご用意できてますよ」
「草糸300、綿糸200、レザー10で間違いないですか」
「・・・そ、そうです」
あれレザーもだっけ、まぁ良いかっとレクシーは思った。
「大丈夫ですか、持てますか?」
「それくらいバックに余裕で入りますわ」
しばらくして
ET18:00
ET20:00
その日、銀冑団の若者は現れなかった。
つづく