第七話 言い訳
「久しぶり」
「よぉ、レクシー元気か?」
「元気よ、あなたこそ元気なの?」
「この前はすまなかったな」
「ずっと待ってたわ」
「そっか悪かったなっ、言い訳させてくれ」
「王宮の騎士さまには、わたしみたいな貧乏人どうせ・・・」
「いや違うんだ聞いてくれあの日、急な任務で駆け付けたら
どんでもない鬼みたいに強い冒険者に返り討ちにあって
気が付いた時はみんな病院のベットの上だったんだよ」
「え、そんな言い訳・・・、ある?」
「近衛の騎士団が全滅する?」
「それが、あり得るんだよっ、それでも手加減してくれたみたいで
命が助かって良かったて医者に言われたよ」
「ほんと・・・なの」
「あぁ」
「心配したんだからね、あなたが急にいなくなっちゃって・・・」
「だから今度、またさ」
「じゃぁ、こんどお詫びに剣術を教えなさいよっ」
「け、剣術って」
「わたし剣術を習ってるのよっ」
「そっか、そりゃ凄いな」
しばらくして
レクシーのお使いは終わり、裁縫師ギルドにて接客中
「お嬢様、わざわざお越し頂きありがとうございます
ご注文を頂いたお洋服が出来ております」
ココモ「わぁ、楽しみです」
レドレント「宝石商の娘さんも大変ねえ、たまには家でのんびりしたら?」
ココモ「欠席なんてできませんよ・・・」
「だったら、さっさとお嫁にいっちゃえば?・・・いるでしょ?」
「も、もう!わたし帰りますね、お洋服をしたててくれてありがと」
つづく