第九話 ナイトの証 前編
ギルドマスター「レクシー、これあなたが巻いたの上手くなったわね
お母さまの様に、一流の裁縫師を目指すのよ」
レクシー「はい、がんばりますっ」
今日も仕事が終わり寮へ向かうレクシー
銅刃団、警備兵「おい、この通りは注意しろよ」
レクシー「はーい」
裏路地から商店街に抜ける通りは職の無い者やガラの悪い連中がいる
サファイアアベニュー国際市場、マーケットのある通り
ビラ配り「安売りだよ~、安売りだ!」
レクシー「おじちゃん!チラシ頂戴」
「はいよ、よろしくな」
斧を持ったルガディン族の男が商人らしきララフェルの男性に絡んでいる
レクシー「ねぇ、ちょと何してるの?」
斧を持った男「うるせェ、横から声かけんなよ」
水を差されて切れるルガディン族の男
「なんだァ?俺がなんか悪いことしたってのかァ?(なんだァこの猫女)」
「そんなの知らないわよ(やる気なら受けてたつわよ)」
「フン、わかったよ。消えりゃ良いんだろ?消えりゃァ!(おっかねェw)」
ララフェル族の商人「お姉ぇさんありがとう、助けてくれて」
「気にしない、気にしない」
「強いんですね」
「こ、こう見えても私、ナイトなのよ」
「ナイト・・・、近衛の騎士さま、だったんですね、すっすごい」
「え、えぇまぁね」
レクシーはいい気になって小さな嘘を付いた
まだナイトの証を受けた訳ではないし
どこの騎士団にも所属していない
ただの裁縫師である
しばらくして
ミラ「よし揃ったな、今日の稽古は休みだ
実は別のギルドメンバーから情報が入ってな・・・
ある犯罪集団の大規模な襲撃があるらしい・・・
既に、我がギルドメンバーを警護に向かわせている
そこに、お前ら見習い剣士も向かって貰う、いいな!」
剣術士達「「はい!」」
「場所はシルバーバザー・・・」
レクシー「シ、シルバーバザー!?」
「そうだ、レクシーの故郷でもある・・・、任務は襲撃の阻止だ!
ギルドの総力を挙げて叩き潰してやろう!」
剣術士達「はいっ!」
マイチョコボを持たないメンバーは移動にチョコボポーターを使用する。
家族や昔の仲間のいる生まれ故郷を目指すレクシー
レクシー「ママ・・・、レミリア・・・(どうか無事でいて)」
つづく