第十三話 パーティ
冒険者への依頼は様々、ソロで行う依頼を"ギルドリーヴ"、
パーティを組んで行う依頼を"ギルドオーダー"と呼んでいる
また冒険者にはランクが存在し、レクシーはレベル10に認定されていた
レベル1、レベル5、レベル10・・・
の様なので下から3つ目のランクだ。
まずは依頼をこなして経験を積みランクを上げていきたい。
冒険者ギルドの窓口である、ココノワに依頼が無いか尋ねてみた。
探敵任務:実験体の悪霊
懐柔任務:精錬用コブラン
追撃任務:チョコボ狙いの魔物
獲得任務:柔らかなペイストの粗皮
レクシー「ペイストを狩れば良いのね、獲得任務を受けるわ」
ココノワ「こちらの報酬は110ギルと新しいアームガードを支給です」
「それで、OKよ」
安い、どの依頼も大差なく安い。
数をこなし早く冒険者ランクを上げなければ。
レクシー「チョコボ借りれる?」
チョコボ屋の店員「まいどっ」
「ねぇ、チョコボを買うにはどうしたら良いの?」
「安く買いたいなら、中央森林のベントブランチ牧場に行きな、
うちのチョコボもみんなそこで買ってるのさっ」
「解ったわ、ありがとう。今度行ってみる」
1回の利用料5ギルを払う
1回のリーヴの報酬が約100ギルでチョコボ代を払うと95ギル
移動が速い事を考えれば必要な出費だが
マイチョコボを手に入れた方が良さそうだ
足跡の谷
いた、あいつだ
慎重に
よし!まずは1匹
いるいる・・・
3匹、討伐完了。
これで無事に任務が完了した。
報酬を受け取り、次の任務を・・・
冒険者ギルドのロスト・ラビット特務隊長だ
ロスト「アタイは、ここいらで発生するパーティ向けの依頼を統括している」
レクシー「パーティ・・・ですか」
自らメンバーを探してくるか、ギルドスタッフに仲介して貰うか
駆け出しの冒険者のレクシーは素直に仲介をお願いした
報酬は1回50ギルと更に安い、4等分するのだから当然なのだろう
ともかくこれが初のパーティである
基本的にパーティには役割が存在する
レクシーはナイトである事からタンク、盾役となり敵の目を引き付ける
他にヒーラーと呼ばれる回復役1人と
アタッカーと呼ばれる攻撃役2人の合計4人で構成される
もちろん力量があれば変則的なパーティも可能である
メンバーの4人のランクは不明で若干ぐだぐだな気もしたが
なんとかメンバーのお陰で、初めてのパーティ任務も無事に完了できた
レクシーの冒険はつづく