第三話 裁縫師ギルド
「先輩、よろしくお願いします」
「班長のジュリアナよ、よろしくね。
先ずはあなたの制服を用意するわ」
「はい」
「隅でメモ取ってるララフェルの娘に聞いて」
「これを私に?」
灰髪のララフェル「そうよ、今この色しか無かったわ」
「ありがとうございます~」
「勘違いしないでね、貸してあげるだけよ」
「え、あっはい、大切に着ます」
数日後
「レクシー、お客さん!ちょっと接客してくれる」
「あっはい、解りました」
「いらっしゃいませ」
「いや~ん、ダメダメッ!服のコーデが決まらな~い!
イエロー・ムーン、困っちゃむ~ん!」
「お客様、黄色がよくお似合いですよ」
ルガディン族、自称アイドルのイエロー・ムーンさん
裁縫師ギルドのお得意様であった
「レクシー、サンシルク行ってオーダー貰ってきてっ」
「あ、はい、行って来ます」
裁縫師ギルドの直営のフラッグシップショップ
織物「サンシルク」
エーテライト・プラザの直ぐ近く
エメラルドアベニューの大通りに店を出している
裁縫師ギルドもこの店も元締めは東アルデナード商会である
店長のリアーヌはレクシーのママとも知り合いである
「オーダー受け取りに来ました」
「レクシー、どう?仕事は慣れた?」
「はい、慣れました」
「そう、今度ゆっくりね」
「はい」
「あら、可愛い・・・何かしら」
セーラーララフェル「えっ、私のミニオンが気になるの?」
「ミニオン?」
「ペットの様なものよ、あなたも探してみるといいわよ」
サファイアアベニュー国際市場
「フリードさん」
素材屋「よぅ、レクシー、元気か?」
「ママは元気でした?」
「おう、相変わらずな
お前も元気にしてるって伝えてやったぜ」
「ありがとう」
「なんかあったら直ぐ伝えるからよ、心配すんな」
「はい」
つづく