第二話 ウルダハ
砂の都ウルダハ
ここはナナモ新門、
第17代目国王ナナモ・ウル・ナモの名が冠される
物流の中心地として発展し噂を聞きつけ一攫千金を夢見る人々が集まる街
近年、帝国軍の侵攻でもたらされた難民の流入によって治安が悪化している
ナル回廊、通りが何やら騒がしい
喧嘩の様にも見えるが観客の輪に入って様子を伺うと
一向に闘いが始まる事はなく仲間同士のじゃれ合いの様に思えた
何やら呼び込みの様、話を聞いてみる
ララフェル族の男「大盛況のコロセウム会場はこちらでござ~い!
今日の注目は、麗しの剣闘士フランツ!
人気急上昇中の、美形剣士だよ~!」
闘技場があるのか富裕層が賭け事を楽しむ場所だ
高額の観戦チケット販売する呼び込み達を無視する
ザル回廊、都市の内周であり大きな建築物の内側になる
中心へ向かって進むと警備員が立っていたので道を尋ねる
「裁縫ギルドへ行きたいのですが」
銅刃団の男「この階段を上がって真っ直ぐ進め」
「解りました」
「寄り道はするな」
レクシーは会釈をする
銅刃団は商人達がお金を出し合い雇っている自警団だ
裁縫師ギルドらきし看板があった
受付の女性に聞いてみる
「裁縫師ギルドはここですか?」
「そうよ、ご注文かしら?」
「いいえ、ロマンヌさんはいますか?」
「その身なりだと見習い希望かしら?」
「はい、そうです」
「そう、がんばりなさいな」
「ありがとうございます」
「私がロマンヌよ」
「あの・・・、フリードさんの紹介で」
「聞いてるわよ、レクシーね」
「はいっ」
「来てくれてありがとう、助かるわ」
「よろしくね、がんばるのよ」
「マスターに挨拶なさい」
「はい」
え、なに
こ、怖いっ!
「私は、レドレント・ローズ、
この裁縫師ギルドのマスターをしているわ
美しすぎちゃって、時々踊り子に間違えられるのが悩みよ」
「は、はぁ」
「ここで作られる服はウルダハ・・・いえ
エオルゼア中の流行を左右すると言っても過言じゃないわ」
「は、はいっ」
「がんばりなさいよ」
「がんばります!よろしくお願いしますっ」
つづく