レクシーの大冒険(仮)_FF14_SS日記

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第十四話 孤児

レクシーがまだ幼い頃、小児病棟に働く女性に聞いた話だ

その女性も別の誰かから聞いた話で憶測も混じる

今から20年ほど前、ガレマール帝国軍の侵攻により

祖国を奪られた多くの者達がウルダハやグリダニアに流れて来た

レクシーの実の母も難民としてウルダハに辿り着いたのだ

難民施設に収容されるも食料は乏しく若い彼女は働き口を求めた

支援団体より紹介された裏通りの酒場で働き始める事になる

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しばらくして客で来ていた同郷のミコッテ族の男性と仲良くなった

男性は傭兵として雇われ戦場へ向うが消息は不明という

レクシーの母は男性の子を身籠っていた事が後になって解った

しかし決まった住まいもない母は子育てができる環境がない

支援団体の協力で一時的に孤児院に与って貰う事になる

 

その施設は王宮の御殿医を育成する為の医療学校で

医学部や薬学部もあり錬金術も有名であるフロンデール薬学院

その付属病院の小児病棟が孤児院としても機能していた

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現在の小児病棟の

黒髪の医師ダミエリオー理事長である

彼の母は元理事長のエオランデ、父は元院長のフォスティジャン

どちらも第七霊災で亡くなっている

 

黒髪の女性は、アルディシア・ソーン

ここのスタッフとして働いているが彼女はソーン家のご令嬢

ウル王朝から300年ほど前のソーン朝の王家の子孫である

プリンセスデーの飾りにはその頃の様式が残っている

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第七霊災の折りから、レクシーの実の母も消息不明である

第十三話 パーティ

冒険者への依頼は様々、ソロで行う依頼を"ギルドリーヴ"、

パーティを組んで行う依頼を"ギルドオーダー"と呼んでいる

また冒険者にはランクが存在し、レクシーはレベル10に認定されていた

レベル1、レベル5、レベル10・・・

の様なので下から3つ目のランクだ。

まずは依頼をこなして経験を積みランクを上げていきたい。

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冒険者ギルドの窓口である、ココノワに依頼が無いか尋ねてみた。

探敵任務:実験体の悪霊

懐柔任務:精錬用コブラ

追撃任務:チョコボ狙いの魔物

獲得任務:柔らかなペイストの粗皮

 

レクシー「ペイストを狩れば良いのね、獲得任務を受けるわ」

ココノワ「こちらの報酬は110ギルと新しいアームガードを支給です」

「それで、OKよ」

安い、どの依頼も大差なく安い。

数をこなし早く冒険者ランクを上げなければ。

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レクシー「チョコボ借りれる?」

チョコボ屋の店員「まいどっ」

「ねぇ、チョコボを買うにはどうしたら良いの?」

「安く買いたいなら、中央森林のベントブランチ牧場に行きな、

うちのチョコボもみんなそこで買ってるのさっ」

「解ったわ、ありがとう。今度行ってみる」

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1回の利用料5ギルを払う

1回のリーヴの報酬が約100ギルでチョコボ代を払うと95ギル

移動が速い事を考えれば必要な出費だが

マイチョコボを手に入れた方が良さそうだ

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足跡の谷

いた、あいつだ

慎重に

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よし!まずは1匹

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いるいる・・・

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3匹、討伐完了。

これで無事に任務が完了した。

報酬を受け取り、次の任務を・・・

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冒険者ギルドのロスト・ラビット特務隊長だ

ロスト「アタイは、ここいらで発生するパーティ向けの依頼を統括している」

レクシー「パーティ・・・ですか」

 

ここエオルゼア冒険者がパーティを組む場合、

自らメンバーを探してくるか、ギルドスタッフに仲介して貰うか

駆け出しの冒険者のレクシーは素直に仲介をお願いした

報酬は1回50ギルと更に安い、4等分するのだから当然なのだろう

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ともかくこれが初のパーティである

基本的にパーティには役割が存在する

レクシーはナイトである事からタンク、盾役となり敵の目を引き付ける

他にヒーラーと呼ばれる回復役1人と

アタッカーと呼ばれる攻撃役2人の合計4人で構成される

もちろん力量があれば変則的なパーティも可能である

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メンバーの4人のランクは不明で若干ぐだぐだな気もしたが

なんとかメンバーのお陰で、初めてのパーティ任務も無事に完了できた 

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レクシーの冒険はつづく 

 

第十二話 冒険者

エオルゼア Eorzea

惑星ハイデリン、小大陸アルデナードと周辺の島々からなる地域の総称である

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エオルゼアは現在、4つの都市国家が形成されている

嘗ては6つの都市が存在し6大都市と呼ばれていたが

霊災や帝国軍の侵略により4つになっている

そのひとつが南方に位置するウルダハである

 

エオルゼアにおいても暦は存在する

1年は12ヵ月、1月は32日、1周(週)は8日となっている

風、雷、火、土、氷、水、星、霊

8つの属日(曜日)が存在するが何属日が休みという決り事は無い

1年384日24時間、昼夜問わず休まず営業している事から

交代で休日を取り勤務に当っている様だ

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裁縫師ギルドのスタッフであったレクシー

スタッフとしての契約を解かれ改めてギルドメンバーとなった

今後はギルドメンバーとして好きな時に自由に出入りができる

時にはマスターからの無理難題を押し付けられる事もありそうである

 

冒険者ギルド

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モモディ「あなたに仕事の窓口、ギルドリーバを紹介するわね

それは、冒険者ギルドに寄せられた依頼を冒険者に紹介する仕組みなの」

冒険者とは、大小様々なお使いを気安く引き受けるお使いのエキスパートの事である

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モモディ「あそこの窓口の彼、ユースタス。

さっそく彼から話を聞いてみたら?」

レクシー「はい、解りました」

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ユースタス「新しく入られた冒険者さん、

魔物退治の様な依頼は様々ありますが・・・見た感じ貴方のレベルならここよりも

ホライズンの「トトノワ」に声を掛ける方が良いかも知れません、どうですか?」

レクシー「う~ん、解ったわ、そうします」

 

西ザナラーン、ホライズン・エッジ

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海の都市ラノシアとの交易の中継地点の街だ

エーテライトやチョコボ留もありアクセスに便利

レクシーの第2の故郷も近く何度か訪れた事があり道も知っている

徒歩で向かっても時間は掛からない筈だ

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 「あ、あそこだ」

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しばらくして 

ホライズンに到着したレクシー

まずはエーテライトを登録する

これで今度来る時にはテレポが可能になる

テレポとは移動魔法装置の一種で利用者は魔力やスキルを必要としない

便利な機構である、正し一度も訪れた事ない場所へ行く事はできない

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 トトノア「冒険者ギルドスタッフのトトノアです

ユースタスから紹介のあった冒険者さんですね」

レクシー「そうよ、よろしくね!」

「早速ですが、あなたの実力を試させて貰いますね

街の西側、足跡の谷に行って"ペイスト"を一体倒して来て欲しいのです」

「あ、はい解りました!行って来ます」

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斬!

初の依頼を終えたレクシーの旅はつづく

第十一話 騎士団へ

ともあれ、自由騎士(ナイト)の証を得たレクシー。ちなみに現実世界、中世の騎士においてもフリーランスの騎士はいた様です。それは今で言うところの傭兵にあたります。

また冒険者とは賞金稼ぎと言う意味では同じですが、そちらは小さなお使いから大きなモンスター討伐までを請け負う"なんでも屋"の事を言う様です。

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ここウルダハの治安維持を担当する騎士団は3つ、それに新鋭の組織がひとつ加わりました。ではそれぞれの特徴をみてみよう。

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ひとつ目は、「銀冑団」こちらはウルダハの政庁層を警備を主とするナナモ女王陛下直属の近衛騎士団である。先ずウルダハの政局には砂蠍衆と呼ばれる6人の顔役がおりその派閥の一つ、王党派のラウバーン局長が率いるグランドカンパニー不滅隊の下位組織の一つである。

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ふたつ目は、「胴刃団」こちらはウルダハの商人達がお金を出し合って組織していると言われている自治兵団である。こちらも砂蠍衆の派閥、共和派の東アルデナード商会会長ロロリト、ホテルミラージュトラスト総帥のテレジ・アデレジの影響下にあり、人員、予算共に一番大きな組織となっている。

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みっつ目は、「鉄灯団」こちらは主にザラナーン地方の鉱山、採堀施設を警備している自警団である。鉄道のあるブラックブラッシュ停留所を中心に活動している。こちらも共和派のひとりアマジナ鉱山協会総裁フィルガイスが資金を出している。

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この3つを比べてみると、名誉でもある「銀冑団」の騎士になるには不滅隊の兵士からスタートする事になり昇級に時間が掛かる事を考えると近衛の騎士への道は険しい。そう考えると兵士の数も多く予算も大きい「胴刃団」が一番良い選択と思えた。

それに我が裁縫師ギルドも東アルデナード商会が作った組織である事から、そこに所属し活動する事はマスターやみんなにも理解されやすいだろう。

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よっつ目は、「クリスタルブレイブ」こちらは最近、ウルダハの街角でも目立つ群青の軍服を着た組織だ。各地で傭兵や冒険者の受け入れを行っており今なら入りやすく、また配属先もエオルゼア3都市となっており可なり広い。だが、いずれの都市にも属さい戦力を持った独自組織は危険性も孕んでいる。

 

しばらくして、裁縫師ギルド

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裁縫師ギルドマスター「まぁ!なんて素敵!こんな綺麗な別珍みたのは初めてよ
 流石ね~、貴方を雇って正解だったわ」

レクシー「あの・・・マスター、冒険者と専属契約ってされてますか?」

「どういう事?」

「マスターが冒険者と親し気に話してるのを度々見てました」

「そうね、あの人は特別よ、裁縫の腕も・・・だからイシュガルドへ行かせたわ」

「・・・イシュガルドへ?」

「そうよ、あそこへお店を出すのが私の夢・・・貴方にも夢はあるでしょ?」

「はい・・・」

「がんばりなさい!」

「はい!」

 

その夜、クイックサンド

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 女将モモディ「やっと来たわね!レクシー待っていたのよ

ぜひ、あなたの力を貸してほしいの

その代わりと言ってはなんだけど、

わたしたちは、あなたへの協力は惜しまないわよ」

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レクシー「はい、よろしくおねがいします」

「ここに、あなたの名前をサインしてくれる?」

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「これで登録完了よ」

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つづく

第十話 ナイトの証 後編

シルバーバザーにウルダハの犯罪集団が襲撃するとの情報を掴んだ

剣術士ギルドの新米剣士レクシーも護衛に向かう

シルバーバザーはレクシーの第2の故郷、母や妹は無事なのか

ちょっと剣が扱える様になったからって、良い気になってたばっかりに

こんな事になったんだわ・・・と悔やむ

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しばらくしてシルバーバザーに到着するレクシー

既に戦闘は始まっていた

ミラ「数は多いぞ!気をぬくなッ!剣術士ギルドの名にかけて、

我らが剣の最強たる所以を今みせてやれッ!」

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レクシー「はいっ!」

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ミラ「逃がすな!」

槍を持つ敵、弓を打つ敵をなぎ倒す

呪術師まで現れたが剣術士ギルドメンバーの勢いは止まず

敵を制圧した

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ミラ「どうだ!剣士ギルドの力思い知ったか!」

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剣術士ギルドのメンバーの働きにより

無事に犯罪者集団の襲撃を撃退しシルバーバザーを守った

だが敵の首領は取り逃がした様だった

ある冒険者が力を貸してくれた事をレクシーは知らない

 

その後

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レクシー「ママ・・・」 

街には被害はなくみんな無事だった様だ

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レクシー「大丈夫だった? レミリア

レミリア「レクシー?」

「ちょっと頼まれちゃってさ」

「騎士さま?」

「ううん、違うわ・・・」

ママ「どうして、あなた裁縫師になるんじゃなかったの?」

レクシー「そうよ、でも」

「でも、じゃないでしょ。およしなさいっ」

「違うのママ・・・、いまウルダハは戦争をしているの」

「あなたは・・・」

「そうよ、孤児だった私達を育ててくれてありがとう、ママ」

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もう子供達が悲しまなくて良い世界を作るの為に

 

「さよならママ、レミリア。また来るわ」

 

しばらくして、剣術士ギルド

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受付ルルツ「な~んと、なんと銀冑団がナイトの証を解放ぉしてるんですぅ!

銀冑団の総長ジェンリンス様にナイトになりたい思いをぶつけてくださぁい!」

選ばれた剣術士ギルドメンバーにだけその証を与えてくださると言うのだ

f:id:lexitan:20201219165943p:plain総長ジェンリンス「よく来てくれた、誇り高きナイトを目指して我がもとへ」

レクシー「よろしくお願いします」

「ナイトとは主君の剣となり盾となる者なり・・・

その点をはき違えぬようくれぐれも心得よ」

「はい」

「しかし、栄光の日々も今は昔・・・・兵団の規模は小さく士気は低下

ウルダハ王宮の警護すら傭兵を雇わねばならぬ・・・

そこで、貴公の様な実力のある剣術士に協力を仰ぐことになった」

「はい」

「この見返りとして王家と契約を結ばぬ自由騎士の自称を認めよう」

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「意志を縛る枷を絶つ剣を心得よ・・・」

そんな声が聞こえた気がした

 

つづく

第九話 ナイトの証 前編

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ギルドマスター「レクシー、これあなたが巻いたの上手くなったわね

お母さまの様に、一流の裁縫師を目指すのよ」

レクシー「はい、がんばりますっ」

今日も仕事が終わり寮へ向かうレクシー

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銅刃団、警備兵「おい、この通りは注意しろよ」

レクシー「はーい」

裏路地から商店街に抜ける通りは職の無い者やガラの悪い連中がいる

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サファイアアベニュー国際市場、マーケットのある通り

ビラ配り「安売りだよ~、安売りだ!」

レクシー「おじちゃん!チラシ頂戴」
「はいよ、よろしくな」

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斧を持ったルガディン族の男が商人らしきララフェルの男性に絡んでいる

レクシー「ねぇ、ちょと何してるの?」

斧を持った男「うるせェ、横から声かけんなよ」

水を差されて切れるルガディン族の男

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「なんだァ?俺がなんか悪いことしたってのかァ?(なんだァこの猫女)」

「そんなの知らないわよ(やる気なら受けてたつわよ)」

「フン、わかったよ。消えりゃ良いんだろ?消えりゃァ!(おっかねェw)」

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ララフェル族の商人「お姉ぇさんありがとう、助けてくれて」

「気にしない、気にしない」

「強いんですね」

「こ、こう見えても私、ナイトなのよ」

「ナイト・・・、近衛の騎士さま、だったんですね、すっすごい」

「え、えぇまぁね」

レクシーはいい気になって小さな嘘を付いた

まだナイトの証を受けた訳ではないし

どこの騎士団にも所属していない

ただの裁縫師である

 

しばらくして

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ミラ「よし揃ったな、今日の稽古は休みだ

実は別のギルドメンバーから情報が入ってな・・・

ある犯罪集団の大規模な襲撃があるらしい・・・

既に、我がギルドメンバーを警護に向かわせている

そこに、お前ら見習い剣士も向かって貰う、いいな!」

剣術士達「「はい!」」

「場所はシルバーバザー・・・」

レクシー「シ、シルバーバザー!?」

「そうだ、レクシーの故郷でもある・・・、任務は襲撃の阻止だ!

ギルドの総力を挙げて叩き潰してやろう!」

剣術士達「はいっ!」

マイチョコボを持たないメンバーは移動にチョコボポーターを使用する。

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家族や昔の仲間のいる生まれ故郷を目指すレクシー

レクシー「ママ・・・、レミリア・・・(どうか無事でいて)」

 

つづく

第八話 初心者訓練所

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ナナモ新門近く道具屋の店主ザギルスヴェルド

店主「嬢ちゃん、鎧が欲しいのかい?」

「はいっ」

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「今、道場に通ってて、布の胴着なんですよ」

「最初はみんなそうさ」

「安くて、かっこいい鎧ないですか?」

「今、丁度いい物は無いね」

「そうですか・・・」

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「じぃ~~・・・」

道場で木人に打ち込みの練習をするレクシー

基本技ファストブレイドからライオットソードへのコンボだ

コンボが成功すれば威力が増すばかりか若干の体力を回復できる

ギルドマスター・ミラ「レクシー!ちょっと来て」

「はいっ、マスター」

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「あなた、そろそろ初心者訓練所に行ってきなさいよ」

「訓練所ですか・・・」

「そうよ、冒険者の間では初心者の館って呼ばれてる

実戦で基本的な立ち回りをみっちり教えてくれるわ」

「実践で・・・ごくっ。ぜ、ぜひ、行かせて下さいっ」

「がんばるのよ」

「はいっ」

数日後

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指導教官 「それでは、今日の訓練内容について説明しよう」

「はい、よろしくお願いします」

「先ずは、敵の強力な範囲攻撃を避ける訓練だ!やってみろ」

「はいっ」

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しばらくして

指導教官「レクシー、なかなか筋が良いじゃないか」

「そうですかぁ、ありがとうございます教官っ」

「それでは今日の総仕上げ!最終訓練を実施しよう

今日教えた全ての要素が含まれている!

訓練の成果を発揮すれば必ず合格できるだろう!」

「はい、がんばります」

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「まずは基本の戦法からだ!

味方が攻撃されないよう、敵視と位置取りに注意しろ! 」

 

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「これで最後だ! 今までの敵とは一味違うぞ……油断するなよ!

よくぞここまで……! もう一息だ! 」

「よし、これで訓練は終了だ! 報酬を受け取りに来てくれ

最終訓練を合格した証を授けよう!」

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先日、無事に訓練所を卒業したレクシー。

こうして報酬のかっこいい鎧一式を手に入れた。

彼女はこれからウルダハの騎士を目指して行くのだろうか。

試練はまだまだ続く。